2021年03月11日更新

聞いたことはあるけど・・・次世代住宅ポイントって何?

住宅の補助金制度や優遇制度には様々なものがありますが、次世代住宅ポイントという言葉を聞いたことがある人も多いはずです。これは住宅を購入する際やリフォームを行う際に特定の条件を満たしていると付与されるものであり、獲得したポイントは様々な商品と交換することができます。住宅に関する補助金制度や優遇制度で損をしないためにも、次世代住宅ポイントとはどのようなものであるか具体的な内容を知っておくと良いでしょう。

2019年の10月には消費税率が10%に引き上げられましたが、これ以降の住宅購入やリフォームを支援する目的で次世代住宅ポイント制度が登場しました。このときに初めて登場したものだと思っている人は多いですが、実はこれまでも違う名前で同じ制度が何度か登場しています。2009年には住宅エコポイント制度が政府によって導入され、このときは地球温暖化対策の一環として省エネ住宅の購入が推進されており、特定の条件を満たす家庭にポイントが付与されていました。しばらくして打ち切りになりましたが、復興支援住宅エコポイントや省エネ住宅エコポイントなどと名前を変えて何度も登場している制度です。

次世代住宅ポイント制度では新築住宅を購入した人に最大35万円相当、リフォームを行った人に最大60万円相当のポイントが付与されます。具体的な付与条件はたくさんあるのですが、新築物件の購入の場合は一定の性能を持っていることでポイントが付与され、耐震等級や劣化対策等級などが高ければたくさん取得することができるでしょう。リフォームの場合は世帯の属性やリフォーム内容によってポイント数が異なっているという特徴があります。次世代住宅ポイント制度のポイント発行は2020年の8月で終了ですが、これまでの傾向からすると今後も同じような制度が登場する可能性が高いと言えるでしょう。

このような制度は多額の費用が必要となる新築物件の購入やリフォームを行う際に非常に便利でありがたいものであり、多くの人が活用してきています。知らなければ対象期間内に購入やリフォームを行うことができなかった、申請することを忘れていたなどの問題が発生することになるので、便利な制度についてあらかじめ知識を身につけておきましょう。次世代住宅ポイントは終了ですが、今後も類似した新たな制度が登場する可能性が高いので、住宅を購入する予定がある人やリフォームを行いたいと考えている人は要チェックだと言えます。

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