2021年02月01日更新

ハウスメーカー?ビルダー?違いについて考えてみる

マイホームの購入を検討しているときにはハウスメーカーやビルダーという言葉をよく見かけるはずですが、具体的にどのような違いがあるのか知らない人がほとんどだと言えます。ハウスメーカーとビルダーではサービスの特徴が違っているので、理想とする住まいを手に入れたいのであれば、それぞれの違いを理解して利用するサービスを決めることが大切です。

実はハウスメーカーとビルダーに明確な定義はなく、エリアや販売数による規模で区別されることが多いと言えるでしょう。前者は日本全国に拠点がある大手の会社で、後者はハウスメーカーほどの規模はなく、一部の都道府県や地域だけを対象としてサービスを提供している会社を指していることが多いと言えます。地域ビルダーやパワービルダーなどと規模によって呼ばれ方が違っていることもあり、比較的規模が大きなものはハウスメーカーに近いサービス、規模が小さなものは工務店に近いサービスを提供していることが多いです。ハウスメーカーの場合は年間販売棟数が5,000棟から10,000棟を超えることも多いですが、ビルダーの場合は規模に応じて年間30棟前後の会社もあれば、年間1,000棟近く販売しているケースもあります。

ハウスメーカーの場合は広い範囲のエリアで人気が高いサービスを利用することができるという安心感が得られますが、ビルダーを利用するのであれば地域に特化した住宅作りを行いやすいというメリットがあるでしょう。また、ハウスメーカーには独自の設計やデザインをパッケージした商品があることで価格が安くなりやすい傾向がありますが、ビルダーはパッケージ商品があっても自由に設計しやすいことが多いので、既存のデザインを選ぶのではなくオリジナリティのある住まいを作ることができます。実績が多いのはハウスメーカーなので品質に対する安心感がありますが、融通の利くサービスを求めている場合や他の住まいとは違った独自性を求めている場合はビルダーが便利です。

それぞれの違いはあいまいな部分もあるのですが、全国的で規模が大きなものがハウスメーカー、それ以外の規模が小さなものはビルダーであることが多いと知っておくと良いでしょう。マイホームを購入するときに求めるものは家庭ごとに違っているので、どちらを利用するべきか一概に決めることはできません。満足度の高いサービスを選ぶためには、両方の特徴を詳しく知った上で、自分たちに合っているか家族と話し合って決めることをおすすめします。

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